こんにちは、yasu です!この記事は僕の音楽の好みの変遷シリーズの 4 回目で、「大学生時代」のものになります。このシリーズでは僕の音楽の好みの変遷を当時の状況を振り返りながらだらだらと書き連ねています。1990 年代前半のとある大学生の音楽的嗜好に興味がある方はぜひ読んでみてください!
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振り返り 1991-1995
大学生になってから僕の音楽的視野はだいぶ広がりました。
当時、深夜に BEAT UK というイギリスのシングルチャートを MV で紹介する番組がやっていて、僕はこの番組で UK / Indie Rock とかクラブ・ミュージックをチェックしてました。
また、三鷹から横浜まで片道 2 時間かけて大学に通っていたので、ちょうど中間地点の新宿・渋谷で輸入盤を扱っている小さめの専門店によく立ち寄ってました。
この頃はまだ タワーレコード や HMV などの外資系大型 CD ショップはあまりありませんでしたね。
新宿で一番通っていたのは、アルタの上に入っていたお店(名前は失念しました汗)と西口の柏木公園の近くにあったお店(こちらも店名を失念!)、あとはマルイの地下に入っていた ヴァージン・レコード です。
渋谷なら、初めて見たときに衝撃を受けた タワーレコード とマルハンの地下に入っていた HMV ですね。
僕はいわゆる ジャケ買い ができなかったので (笑) 、新譜の棚に並んでいるジャケットと店員が書いた POP を眺めて丸一日過ごしてました。
日本の音楽シーン的には 渋谷系 の絶頂期で、あらゆる楽曲が サンプリング と グラウンド・ビート を取り入れていた時代でした (笑)
日本語ラップ が普及し始めたのも多分この時期ですね。
この当時の僕のお気に入りの楽曲はこの 10 曲です!
プレイリスト
- Groove Tube -グルーヴ・チューブ- - FLIPPER’S GUITAR (1991)
- 月の裏で会いましょう (Album Version) - ORIGINAL LOVE (1991)
- Friends or Lovers - PSY・S[saiz] (1991)
- Moon Child - ICE (1994)
- SILENT SNOW STREAM - Cornelius (1994)
- 今夜はブギー・バック (feat. スチャダラパー) [nice vocal] - 小沢健二 (1994)
- BOY MEETS GIRL (ラジオオンエアミックス) - TRF (1994)
- CANDY GIRL - hitomi (1995)
- Man&Woman - My Little Lover (1995)
- ロビンソン - スピッツ (1995)
コメント
90 年代陰キャ大学生のリアル (笑)
僕が FLIPPER’S GUITAR を知ったのは、まだ彼らが全編英語詞で最高のネオアコを奏でていた頃で、イギリスのインディーズ・チャートに彼らの 1st アルバム(超名盤!)がチャートインしていたときでした。そんな彼らの待望の 2nd アルバムはまさかの全編日本語詞&おしゃれなギターポップ(そしてこれも相当な名盤)でした。オリジナル・アルバムとしては彼らのラストになってしまった 3rd アルバムは、当時イギリスを席巻していた マンチェスター・ムーブメント を大胆に取り込んだサイケデリック&ダンサブルなもので、その 3rd アルバムの先行シングルだった「GROOVE TUBE」はサンプリングとグラウンド・ビートとワウギターが絡み合う最高のポップ・ミュージックでした。
ORIGINAL LOVE は FLIPPER’S GUITAR とともに 渋谷系 を代表するバンドで、どちらかと言うと玄人向けのソウル・ミュージックを奏でていたバンドでしたが、この「月の裏で会いましょう」は彼らがだいぶポップ・ミュージックに寄せてきた曲です。
ポップは正義
派の僕としては当然大好きな 1 曲です。
PSY・S の「Friends or Lovers」は今回のプレイリストの中では割と地味目な曲ですが、僕はこの曲はめちゃくちゃ名曲だと思ってます。控えめだけどキュートな曲で何万回聴いても飽きません。
ICE の「Moon Child」もすごくいい曲ですね。聴いてて気持ちがいいです。ダンサブルなポップ・ミュージックで当時の J-Pop のメイン・ストリームっていう感じがします。
Cornelius の「SILENT SNOW STREAM」は、もし FLIPPER’S GUITAR が解散せずに 4th アルバムを制作していたら(アルバムごとに大胆に音楽性を変えてきた彼らのことなので)ここまでサービス精神全開で理想的なポップ・ミュージックは聴けなかったのではないかと考えてしまうほど、完璧な楽曲となっています。
小沢健二 の「今夜はブギー・バック」も Cornelius の「SILENT SNOW STREAM」と同様に FLIPPER’S GUITAR が解散しなかったら生まれてこなかった楽曲でしょうね。僕は音楽評論家ではないので偉そうなことは言えませんが、彼らがライバル関係にあったからこそこの当時の彼らの楽曲には研ぎ澄まされ磨き上げられたポップセンスが詰め込まれていたんだと思います。
TRF の「BOY MEETS GIRL」と hitomi の「CANDY GIRL」は言わずと知れた 小室サウンド の代表曲で、彼の曲としてはかなりシンプルかつストレートにまとまってます。なんだかんだ言って、やっぱいい曲ですよね (笑)
TK と同様にこの当時を語る上で欠かせない音楽プロデューサー 小林武史氏 が率いる My Little Lover の「Man & Woman」は、akko のキャラクターを含めて軽快でキュートな良曲です。
スピッツ の「ロビンソン」は
イントロからしてすでに名曲
ですね。
初めて聴いたのは当時 tvk でヘビロテされていた MV だったんですが、
- シンプルだけど味わいのあるサウンド
- 透明感のあるボーカル
- 開放感のあるサビ
がクセになる曲で、一聴して他のバンドとは一線を画す才能を感じました。
カタログ情報
Groove Tube -グルーヴ・チューブ-
アーティスト: FLIPPER’S GUITAR
コンポーザー: double knockout corporation & double knockout corporation
アルバム: SINGLES
リリース: 1992年09月26日
月の裏で会いましょう (Album Version)
アーティスト: ORIGINAL LOVE
コンポーザー: 田島貴男
アルバム: 結晶
リリース: 1992年05月01日
Friends or Lovers
アーティスト: PSY・S[saiz]
コンポーザー: 松浦雅也
アルバム: GOLDEN☆BEST / PSY・S[saiz] SINGLES +
リリース: 2002年11月20日
Moon Child
アーティスト: ICE
コンポーザー: ミヤウチカズユキ
アルバム: Wake Up Everybody
リリース: 2007年12月19日
SILENT SNOW STREAM
アーティスト: Cornelius
コンポーザー: 小山田圭吾
アルバム: The First Question Award
リリース: 1994年02月25日
今夜はブギー・バック (feat. スチャダラパー) [nice vocal]
アーティスト: 小沢健二
コンポーザー: 小沢健二, 光嶋 誠, 松本 真介 & 松本 洋介
アルバム: LIFE
リリース: 1994年03月09日
BOY MEETS GIRL (ラジオオンエアミックス)
アーティスト: TRF
コンポーザー: 小室哲哉
アルバム: BOY MEETS GIRL - EP
リリース: 1994年06月22日
CANDY GIRL
アーティスト: hitomi
コンポーザー: 小室哲哉 & hitomi
アルバム: CANDY GIRL - Single
リリース: 1995年04月21日
Man&Woman
アーティスト: My Little Lover
コンポーザー: 小林武史 & KATE
アルバム: Man&Woman - Single
リリース: 1995年05月01日
ロビンソン
アーティスト: スピッツ
コンポーザー: 草野マサムネ
アルバム: CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection
リリース: 2006年03月25日
まとめ
以上が「大学生時代」の僕の音楽の好みの変遷です。
次回 は「社会人時代 第1期」です!